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<大アルカナ・女帝>
美しい「女帝」が、ゆったりと腰掛けています。
このカードは「大いなる母性」を意味しています。
女帝が身に付けているふんわりとしたドレスは、「実り」の象徴である「ざくろ」が描かれています。
ふんわりとした彼女のお腹の中には、もしかしたら「新しい命」が宿っているのかもしれません。
女帝が座っているソファーの足元には、「金星」のマークが描かれています。「金星」は「愛の女神」のシンボルです。命がけで愛し、命の限り愛されたいと望みます。
女帝の背後には、青々と繁る木々が成長しています。木々の間には、豊富な水が流れていています。豊富な恵の水があるので、木々はすくすくと伸びていくことができます。
女帝の足元には、黄金色に光っている小麦が実っています。
女帝の周囲では、「実り」が渦巻いているのです。
愛し愛される関係になる。
実りある恋愛が発展していく。
新しい「命」が芽生える。
自らの手で、新しいものを生み出す。
産みの苦しみを伴うため、覚悟を持って臨む。
恋が実る。
「妊娠」「出産」と読むこともできます。
発展して育っていく。
独占欲が高まる。
自分の思い通りに伸びていくことを望む。
包み込むような、慈しむ気持ちが芽生える。
飲み込んでしまいたいくらい、愛情を注ぎ込む。
快楽に身を委ねる。
現状の放棄し、夢の世界の没頭する。
美食にふける。よって体重増加に注意して。
全ては「陰」と「陽」の二つの相反する気に分類されます。
「男性」は「陽」
「女性」は「陰」
です。
「女帝」のカードは、究極の「女性」の象徴であり、それは、究極の「陰」の景色でもあります。
「陰」は受容し、許し、取り込み、そして、「ひとつ」になろうと混じり合います。
「ひとつ」になるために、時には、飲み込んでしまい、自分の中に閉じ込めて、束縛してしまうほどの「エゴ」にもなってしまうのです。
「わたしの言うことを聞いていたら、大丈夫」
「あなたは何も心配しなくても大丈夫」
「全て、わたしが、あなたに代わって、あなたのために、解決をするから」
「だから、あなたは、わたしの中で、ただじっと、そこにいてくれたら大丈夫」
「だから、あなたは、自分の頭で考えないで、自分の足で歩かないで。」
「あなたの代わりに、わたしが考え、わたしが歩くから」
ここまでくると、ちょっと怖くなってきますね・・・・。
「女帝」のカードは、「愛に溢れる」メッセージを語ります。
恋愛関係のリーディングで出ると、とってもポジティブな意味に解釈できます。
でも、くれぐれも、「溢れる愛」に溺れない様に。