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タロットカード・大アルカナ「皇帝」:不器用な「彼」を応援したい

<タロットカード・皇帝>

 

固く無機質な椅子に、皇帝が腰をかけています。

座っていると言っても、背もたれにはもたれずに、いつでも立ち上がることができるよう、足に力を入れています。

 

彼は、とても強固な「鎧」を纏っています。硬い「鎧」は、外からの攻撃から身を守ると同時に、内側の自分が漏れ出てしまわないように、留めています。

 

真っ赤なマントは、情熱の証です。

右手には笏を、左手には地球儀を持ち、世の中を手の中に納めていることを表しています。

 

固い表情から、厳しさしか伺えません。どんな試練がやって来ようとも、彼の固く厳しい表情は、決して緩むことはないでしょう。

恐る気持ち(青色)は、真っ赤なマントの中に押し込められているから、決して出ることは許されません。

 

背景には、木々が無い裸の山々が連なっています。険しい山には、木々が育っていく隙間はないのでしょう。

向かって左側の山々は、明るい黄色です。黄色は「子供らしさ」を宿している色です。向かって右側に行くにつれて、黄色の山に、赤色が加わって、オレンジ色になっています。

かつて「子供」だった皇帝は、試練を乗り越える度に、情熱が大きくなっていった「過程」を示しているようです。

 

向かって左下に、ほんの少しの「水」が流れています。

 

「恐れ・陰」を、極限まで封じ込めた、「陽」の頂点の景色が、このカードには描かれています。

 

 

皇帝は、限りなく、どこまでも、強くありたいと願っていて

周囲もそれを期待しています。

だから、ほんの小さな「不安」や「恐れ」すら、自ら押し込めて

その気持ちから目を逸れすことで、バランスをとっています。

 

踏み出しそうな彼の左足は、敵の攻撃に対してすぐ駆けつけられるためなかの・・・それとも、逃げ出したい彼の気持ちの表れなのか・・・。

 

 

それは、見る人によって違って見えるとこでしょう。

 

敵に一目散に向かっていくように見える時、それは、果敢に挑戦したいと思っている時で

逃げ出したい様に見える時、それは、プレッシャーに押しつぶされそうになってもなお、頑張ろうとしている時です。

 

 

今、あなたは、どちらに見えますか?

 

 

 

強い「父性」のイメージを表す。

強制的に統制する。

泣き言を言わない。泣き言を許さない。

厳しい態度で望む。

感情ではなく、現実を見て、行動をする。

安定を維持していく。

情に流されず冷静に判断をする。

必要な事だけ選び、しっかりと行う。

強すぎる管理体制。

強すぎる管理は、束縛にもなる。

強制的にコントロールしようとする。またはされる。

年上の男性。

独裁者。

リーダーシップ。

真面目で融通が効かない人。

人の言うことに耳を傾けない。

何があっても自分を貫く。時としてワンマンになる。

実力が伴っていない。

後に引けない。

見栄っ張り。

 

 

 

「陰」と「陽」は、いつもバランスをとっていて、どんな時でも、必ず「二つ」一緒に存在しています。

 

戦う攻撃性は「陽」です。

 

「皇帝」のカードには、限りなく大きく膨らんだ「陽」のイメージが描かれています。

大きく膨らんだ「陽」に、抑えつけられる形の「陰」は、決して弱くなっているのではありません。

抑えつけれているからこそ、内側に大きな力を留めていて、何かの刺激が加わると、あっという間に勢いよく膨らんで、「陰」が「陽」を飲みこんでしまいます。(陰陽の相互反転)

 

 

「頂点」だけにこだわりすぎると、ある時突然「転落」します。

それは、バランスを取ろうとして、「陽」から「陰」へと反転したからです。

 

 

だから、時には、だらっとゆるっとリラックスしなくては

「陰」がご機嫌を損ねてしまいますね。

 

不器用に頑張りすぎる彼は、きっと、肩も腰もバリバリに凝り固まっているはず。

何事もほどほどに。

お休みも必要ですね。

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