占いブログ
<大アルカナ・塔>
暗黒の闇に立っている「塔」は、突然の雷の攻撃を受けてしまいました。
そして、脆くも崩れていきます。
雷は、「塔」の頂上にある「王冠」を一撃しました。
そして、「王冠」はあっけなく弾き飛ばされてしまいます。
飛び散る火花の数は「22」
「22」はマスタービルダーと呼ばれる特別な意味を持つ数字です。
何もない土壌に何か意味があるものを築き上げていく力を持っていると言われています。(「シークレットオブナンバー」Daso Saito著 株式会社ビジネス社)
権威の象徴である王冠を被った人間と、情熱の色であるマントを纏った人間が、落下していきます。なすすべもなく。
今は、ただ、現状を受け入れるしは道はありません。
コツコツと積み上げて、高く上に伸びていった強固な「塔」は、たった一撃の雷によって、あっけなくも崩れ去っていきます。
突然のハプニング。
思いがけない出来事が起こる。
価値観・常識の崩壊。
今まで通りでは通用しなくなった。
白紙に戻してみる。
これ以上は続けられない。
限界になっている。
突然の撤退。
新旧交代。
ベクトルの向きが真逆に向いた。
時代が動く。
斬新なアイデアが湧く。
痛みは伴うが、それは必要な痛みである。
「組織」の崩壊。
固執しないで。
「未知」をポジティブに捉えてみよう。
変えられないと思っていたものが、ついに、変わるタイミングが来た。
殻を破る勇気を持とう。
先は全くわからない。だからこそポジティブな可能性がある。
「占い」において突き詰めていくと、「陰陽」に行き着くと思っています。
四柱推命では、「陰陽」のバランスを「五行」の特徴を用いて解釈をし調整をしていきます。
「塔」のカードは、「究極の陽」のイメージであり「究極」だからこそ、クルッと「究極の陰」にひっくり返った瞬間の景色です。
物事が生まれるのは、「陰」から「陽」へと気が流れていく過程で起こります。
「究極の陰」から生み出される「陽」へ向かうエネルギーは、とても強くとても熱く、大きな変革へと繋がっていきます。
「あの時はどうなることかを思ったけど、案外、今の方が良いね」
きっと、懐かしく振り返る時がきます。