占いブログ
<小アルカナ・ワンド2>
男性が立っています。
男性は「商人」(実業家)だと言われています。
右手には「地球儀」を、左手には「ワンド」を持って、遥か遠くの景色を眺めています。
彼の左足は塀の内側に、右足は塀の上にあります。
彼の右側には、もう一本の「ワンド」があります。
その「ワンド」の足元は、しっかりと固定されているので動かすことはできません。
2本のワンド、どちらにも、小さい芽が出ています。
これから、育っていくことでしょう。
これから、彼は、いったい、どうしようと考えているのでしょう。
彼の視線は、遠くを見ていて、彼の体も外側に向かっています。
そして、固定されているワンドに、背中を向けています。
でも、彼の姿からは、一歩を踏み出す気配は感じられません。
進みたい気持ちと、留まりたい気持ちが葛藤している
進むためには、現状を捨てる必要がある
明確な方向性を定めてから進もう
こだわりが強すぎると進めない
安全を放棄する必要がある
冒険を始める勇気はありますか?
先はまだ遠い
「支配」からの逃亡
憧れ
手放せない悲しみに浸っている
見返りは期待しないで
決断は自分次第
もうすでに「成功」している だから動けなくなった
自らの立場に縛られている
どちらの方向を進もうかと悩んでしまったとき
できれば両方の「美味しことろ」だけ、選ぶことができたらどんなに良いだろうと、時々思います。
選べないのは、捨てられないからですね。
一つを選ぶと、もう一つは捨てなくてはいけないので、捨てられると、悩むことなく、自然にサクサク進んでいけますね。
このカードには、「憧れ」と「悲しみ」の二つの感情が描かれています。
もしも、絵を眺めてみて、「憧れ」を感じたら、迷わず一歩踏み出して観ましょう。
「悲しみ」を感じたら、残念ながら、踏み出す時ではありません。
悲しい気持ちを持っていると、冒険にお決まりの「想定外」に対して、「後悔」の念が浮かぶからです。
進めないと、それはネガティブなのかというと、そうではありません。
二つのワンドのどちらにも、小さな芽が顔を出していて、どんどん大きく育っていきます。