占いブログ
タロットカードには、大アルカナと小アルカナがあります。
大アルカナは「大いなるテーマ」を
小アルカナは「具体的な象意(発達段階としての位置も含む)」を
それぞれ読み解くことができます。
そして、小アルカナには、「1」から「10」までの数字のカードと
人物のカードがあります。
その人物のカードを「コートカード」と言います。
「コートカード」は、実際の人物(年齢・性別・職業など)や、心的な象意(性格・志など)それから、実際の力量(例えば社長のような人だとか、新入生みたいだとか)を観ていきます。
<ワンド・ペイジ>
若者が、ワンドの先だけを見つめています。
その目からは、将来への希望で輝いています。
一点の曇りない瞳は、とても綺麗に輝いています。
背景の左側は、穏やかな大地が広がっています。
彼の通ってきた「景色」は、きっととても穏やかだったのでしょう。
しかし、右側は、高い山々がそびえています。
これからの、彼の進み道は、険しい予感がします。
でも、彼の視線は、ワンドの先だけしか入っていないので
険しい山道は想像すらできないのです。
<人物としては>
新入社員
フレッシュな感性の持ち主
情熱にあふれている人
若い男性
<心的象意としては>
傷ついたことがない人
前向きな人(過去を振り返らない)
失敗を恐れない
<力量としては>
やる気はあるが経験がない
よって、考えが浅はかで、詰めが甘くなるかもしれない
一人でなんでもやろうとする
よって、人の意見を聞かずに行動してしまうかもしれない
勢いがあり発信力も素晴らしい
しかし、中身が伴わないと信頼を失ってしまうことも
何事も、良い面と悪い面があります。
良い面だけが表に出ているうちはスムーズに行くのですが
実は、悪い面は消えてなくなってはいなくて、いつも、後ろからジッと見つめています。
そして、ちょっとした「油断」を見つけて、そこを突いてきます。
悪い面から突かれた経験は、慎重さを鍛えてくれます。
なので、経験を積めば積むほどに、「優柔不断」となってしまいます。
「優柔不断」は、何を恐れているのかというと
それは、「周囲の評判」です。
周囲からの「満場一致の賞賛」を期待するようになるからです。
「ワンド・ペイジ」は、周囲の評判ではなく、自分への「期待」だけ見つめています。
時として、とても危なっかしく、不安定かもしれないけど、周囲を見ていないのだから、それは当然なのです。
誰も気が付かないようなアイデアを形にしていけるのは「ワンド・ペイジ」です。
恐れずに、畏れることができるれば、彼は、きっと、夢を実現できます。