＜カップの４＞

 

男性は、木にもたれかかって、じっと座っています。

腕組みをして、何を考えているのでしょう。

その表情からは、楽しさは全く感じません。

浮かない表情で、じっと考え込んでいます。

 

雲から新しいカップが差し出されています。

男性の目の前に差し出されているのに、男性は、顔を上げて見ようともしていません。

 

男性は、もう充分過ぎるほどのカップを持っていて、そのカップには、水がいっぱい満ちています。

だから、不足していないのです。

 

 

満ち足りている状態である

それは、ある意味「完成」した状態

これ以上水が注ぎ込まれる必要がないから、水（感情）が動かなくなった

マンネリ化

飽きてしまった

気持ちが動かない

内面にばかり囚われてしまっている

欲しいものは全て手の中にある

新しいチャンスを見逃してはいないだろうか

チャンスを掴むには、いつも顔をあげて、両手を広げよう

ただし、チャンスとは雲を掴むようなもので、実体がない

だから、何でもかんでも掴めば良いわけではない

不必要なことには手を出さない

今持っているものを活用してみよう

 

 

 

「４」は安定を意味する数字です。

「カップ」は感情のシンボルです。

 

つまり、「カップの４」は、「感情」が安定した状態となります。

ドラマティックな出来事に遭遇したり、また、ドラマティックな出来事を起こそうとしたり、満ち足りない「感情」を満足させようとして、行動を起こします。

 

もしかしたら、失敗するかもしれません。

でも、失敗することで、「学び」を体験できます。

 

水でいっぱいの「カップ」に、水を注ぐためには、まずは今満ちている水を捨てなくてはいけません。

 

 

捨てる勇気はある？

 

「カップの４」は、あなたに尋ねています。