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<ソードのキング>
キングは真っ直ぐにこちらを向いて腰掛けています。
コートカード(人物カード)は全部で16枚あります。その中で、真正面に向かっているのは、「ソードのキング」ただ一枚です。
これほどまでに正面から向き合っているのは、真摯な態度で、逃げも隠れもしない彼の覚悟の強さの現れでしょう。
ただ、彼の持っている「ソード」は、少しだけ斜めになっています。
「ソードのクイーン」は、潔く真っ直ぐに持っていたのに比べると、彼は弱気になっているのでしょうか。
多分、そうではないはずです。
「迷い」は「弱さ」ではなく、全てを知り、陰も陽も大事にするからこそ、「ゆらぎ」が生まれ、それが新しい可能性を生む出す「風」を起こすのです。
彼の背後には、二羽の鳥が飛んでいます。
「二つ」の間で、どちらかを選ぶのかは、その時々で異なり、その時々で最善の「一つ」を選ぶことができるのが「ソードのキング」です。
権威の象徴
常に冷静で流されない
決断力
カリスマ性を持った人物
いつも周囲の事を考えて最善の決定を下している
裁判
法律
自ら下した決断に対して常に責任を負う覚悟を持っている
自分のやった行動を冷静に振り返っている
人のせいにしない
全ては自分のせい
道は「一つ」
もう一つは選べない
権力が集中している
だから不正が行われたとしても「道理が通る」かもしれない
誠意をいつも持っていなくては道を踏み外してしまう
なのでいつも襟を正して「自分の気持ち」を向き合っていこう
「あの時に右に手を伸ばしいたら・・・もっと素敵な世界が広がっていたかもしれない」
今に不満を抱えていたら、人は「もう一つの世界」への憧れの気持ちが大きくなっていきます。
そして、今の世界が、とてもつまらなく感じるのです。
人生は選択の連続ですが、それは選ばない選択とも言えます。
どんなに一つに絞ろうとしても、背後で軽やかに飛んでいる二羽の鳥のように、「二つ」の可能性が絶えず広がっていきます。
二羽の鳥の「良いことろ」だけ合体させようとしても、それは無理な話です。
でも、二羽の鳥は、案外と近い場所を飛んでいます。
どちらを選んだとしても、自分が自分と向き合って選んだとしたら、たぶん結果は似たり寄ったりなんだと思います。