占いブログ
タロットカード「ペンタクル」は「財」を表します。
これは、直接的に「お金」の場合もありますが、「持っているもの」と大きく捉えることもできます。
「持っている」とは、「地位」「名誉」「仕事」「土地」「家」だけではなくて、今置かれている全ての「環境」も含まれます。
例えば、「自由な時間」「自分が大事にしている人たち」など。
「ペンタクルの4」は、一人で持てる「最大」の「財」を手に入れて安定した状態です。
男性は、4つの「ペンタクル」を、一つも奪われない様に、抱え込んで持っています。
両手、両足、頭には、彼の大事な「ペンタクル」があります。
それらは全て自分で手に入れました。
手に入るまで、彼はたくさんの時間と、相当な努力をしたのでしょう。
だから、どの一つも欠けることなく、自分が持っていたいのです。
これからもずっと持ち続けていく以外に、彼には選択肢を見つけるつもりはありません。
彼は守りに入りました。
もしも背後から「敵」がやって来たとしたら・・・・
背中には目がないので、彼は気づくことはありません。
人の意見を聞くつもりはない
所有物に執着している
周囲の状況が見えなくなっている
そして、見えなくなっていることすら気づいていない
守銭奴
持てる全てを手に入れた
コツコツと努力をした結果が出た
このままの状態を維持したいと考えている
変化を受け入れたくない
視野が狭くなっている
大事な「予兆」を見逃してはいないだろうか
例え「予兆」を薄々感じていても、それを否定しているのかもしれない
成長が止まっている
これ以上の発展は望めない
身動きが取れなくなってしまった
動く為には「手放す」勇気と勢いが必要
もしかしたら「持っているもの」は期限が切れているかもしれない
「財」は使わないとただの「もの」としてその場に留まる
リーディングで、このカードが出たとしたら、きっと今はある意味「幸せ」なのでしょう。
なぜなら、変わることが嫌で拒否しているから。
このままの状態でこれからもいたいと願っているからです。
目の前の「ペンタクル(現実)」に固執すればするほど、目の前に意識が向いていきます。
前に意識が集中していくほどに、後ろの意識が薄れていきます。
後ろは目では見ることが出来ない為に、「感覚」で捉えるしかありません。
もしも絶えず流れている「運」に乗りたいのであれば、背中から向かってくる流れを感じなくてはいけません。
流れに身を委ねる必要があるからです。
どんなに素敵な流れが背後から迫って来たとしても、彼は気がつかないどころか、その場所に留まろうとして、ますます頑なになっていきます。
それどころか、乗ってはいけない流れを、避けることなく、背中全体で受けてしまうかもしれません。